カテゴリー: パラレルワールド

  • GLITCH(グリッチ:4巻)

    作者:シマ・シンヤ

    読書期間:2024年12月

    出版社:株式会社KADOKAWA

    ネタバレ:注意!

    いつの間にか完結してた。個性的な絵でそこそこ面白い話。

    グリッチは現象の名前。

    高校生の主人公達が引っ越してきた桃釈町では、グリッチが起きて、巨大な影みたいなものが住人を脅かしている。

    桃釈町には色んな知的生命体が居て共生している。

    主人公達は、グリッチとはなんで何故起こっているのかを探ろうとする。

    知的生命体には、腕が沢山ある人間型のヒラタさんや、犬みたいな生物や、顔が木や葉っぱのような背の高い人間型のサイさんや、居なくなったお母さんそっくりのヒデノさんが登場する。犬みたいな生物以外は、それぞれ得意なことを生業に街に溶け込んでいる。

    グリッチは約40年前から起きている事がわかってくる。何かが原因でパラレルワールドのある場所が転移を繰り返しており、いろんな世界に脅威を与えている。

    桃釈町にいる色んな知的生命体はその原因となった世界を探すために転移をし旅を続けている。

    ヒラタさんや、ヒデノさんは自分の世界に戻りたいけど、原因を探すために、また旅立っていき物語は終わる。

    作中に『「自分だけが真実を知っている」っていう幻想は、気分を良くしてくれる。でも簡単に手に入る真理なんてあるわけない。』ってセリフが出てくる。

    物事はじっくり考えて、色々自分で調べて何が起こってるのか知ろうってことなのか。安易に答えに飛びつくなってことなのか。

    登場人物も多様で、色んな世界の知的生命体が差別されることなく包摂されている。

    昨今、陰謀論者も周りに多いし、youtubeなどのSNSだけを見て世の中を知った気になってる馬鹿者が多く見られる。周りを排除しがちで自分のことしか考えてない奴らだなって気になることも多い。

    そんな世の中でのこの漫画。独特の絵柄の漫画だし、高校生が主人公でジュブナイル的な話だけど、現代人への警鐘を鳴らしていると取れなくもない。